感情・詩
昨年の桜を覚えている。 はらはら花びらが散っている風景を、動画にも残していた。 満開になったかと思えば、あっという間に散ってしまう。 風や雨が降れば、予想よりはるか早くに見頃は過ぎてしまう。 それを「儚い」と感じるか、緑が色濃くなっていく姿を…
今朝は事業所へ行く途中、ご主人と散歩をしている猫を見かけた。 ああやって毎日散歩しているのかな。 まだ寒いけど、晴れの日は気持ちがいいね。 帰りにはサビ猫を見た。 よく見かけるコだ。 会えると嬉しい。首輪をしているから、飼い猫なんだろう。でも近…
36年生きてきました。 . 生きることは楽しいです。 生きることは苦しいです。 どちらかが極端に偏るとしんどいですが、あらゆる出来事から得た経験や感情を編み込んでいくような作業の連続が日常にはあります。 . 身体のどこかが痛むとき、じんじんと脈打つ…
それなりに現在を「幸せ」だと感じられている。 きつかった、この2〜3年間。 ひきこもっていた時期は4年間。最初の1年は喜怒哀楽がないと言ったら嘘になるかもしれないけれど、希望もなければ絶望もないような妙な時間の中にいた。 衣食住の隙間に「希死念慮…
ワタシたち あなたの 足もとにいるんだよ。
ツライとき。どうにかなりそうなとき。心の中で「先生、先生、先生…」ってつぶやいてる。思い浮かべる特定の先生がいるわけではなく、先生に助けを求めてる。学校の先生から可愛がられる生徒だったらよかったのに。そんな未練がある。35にもなって。嫌だな。…
好きなこと。 夢中になっていること。 「自己表現」とか「自己肯定感」とか。 ただただ楽しいときを、わざわざややこしい言葉に変換して生きようとはしていない。
勝ち、負け。 若年、老年。 裕福、貧困。 とかではなく、 これは人生なのです。 これは人生なのです。 始まれば終わりはあれど、 始まったら止められない。 人生なのです。
眠った10秒後に朝がやって来る。 振り返る1秒の間に20年前の記憶が鼻の先まで降りてくる。 そんな体感。 とても苦しい。
赤ちゃんは総じて「かわいい」。いや「愛らしい」の方がしっくりくる。理由を探すまでもなく。「赤ちゃん」と聞いただけで、頬が緩む。 人間の赤ちゃんを「愛らしい」と思えるようになったのは、いつからだろう。はっきり覚えていないものの、10代のときは…
こんばんは。 「ねえ、こんばんは」 聞こえますか? こんばんは。 妙なことを考えたりするんです。 寝る前の真っ暗な部屋、布団に入った状態で目を瞑り意識を家の外に向けてね。 夜空を飛ぶんです。 飛んで飛んで、飛ぶんです。 屋根よりも高い位置で、飛ぶ…
わたしが埋めたい穴と あなたが埋めたい穴は 異なるということ 最終的に人は人に救われるのだとして そこへ至るまで 海や空や木々 雨の気配と匂い 肌に触れる光と風 鳥の鳴き声や異国の音楽 電車の振動 飛行機の翼 足にすり寄る猫 尻尾を振る犬 隣人が読む小…
1998年4月8日。 いまから23年前の今日は──。 浜崎あゆみさんが1stシングル「poker face」で歌手デビューした日だ。 当時の私は中学1年生だった。 ***** いつかあゆのことを書きたいと思いつつ、まったく書けずにいた。 私があゆを好きになったきっかけ…
朝家を出るなんて当り前の生活だったのが、いつからかまだ空が暗い間にゴミ出しするだけの縁遠い時間帯になっていた。 だから今日は空が明るい早朝に風を浴びて、走馬灯のようにいろんな場面を思い出していたんだよね。「頭が」ではなく「身体が」よみがえら…
こんばんは。 夜になってようやく元気が出てきたハナと申します。 この1ヶ月ずーっと同じことをウダウダ悩んでいました。いや、現在進行形だ。悩んでいるのです。 簡潔に言えば、金銭面の問題なんですけどね。そういう星に生まれたんかな。金銭面で悩み倒す…
現実と理想が生と死なのか、生と死が現在と過去なのか。 どこへ行きたいのか、どこへも行きたくないのか。 不自由なふりをして実は自由なのか。 苦しくて床を這い回るような、喉を掻きむしりたくなるような夜とか。「今」がよければと都合よく割り切れず、ど…
アセビの花一番会いたくないひとが、実は一番会いたいひと。
歳を重ねてわかる事実は多い。なんとなく「気づき」はじめて頭に「?」が浮かんでいても、紙に書いたり口に出して「?」を自分と結びつけてしまったら取消せない恐ろしさがある。だから日記は破り捨ててきた。残してきたのは、抽象的な出来事と感情。「私」…
ギュッとされたいのだ。 「考え方の歪みを正して」 「もっと自信を持って生きれば」 「ポジティブ思考で」 そういうんじゃなくて、ギュッと抱きしめられたいのだ。 大人の人に。 寂しさだったら、なんだかんだで埋めてきた。 羞恥と虚しさの感覚にとらわれて…
昨年も同じ場所で同じ梅の花の写真を撮りました。 この梅の淡いピンクに、凝り固まっていた心も身体もほぐされていきます( ꈍᴗꈍ) 1年経ったんだな──。 確かに1日1日を過ごしてきたのに、この1年間でいったい何をしてきたのだろう、とはおそらく「1年前」を…
神門さんの「すず」。 youtu.be 日記を振り返ると、昨年の6月に久々に聴いて時間と記憶と感情の洪水を起こしていた。 (ブログには曲名を書いていないのですが、「すず」のことです⬇) yoshi-mi.hatenablog.com 6月以来また時間を置いて、昨日今日聴いたらや…
(以下の文章は夜中の1〜2時くらいに書いていました。投稿する前に寝てしまったみたいです。現在13:15ですが、投稿時間は1:30という設定にしています⬇) ***** 眠る前に泣きたくなってしまった。 悲しいわけじゃなくて。 なんだろう。 なんだろうね。 …
待ち合わせってモゾモゾする。 緊張があって、照れがあって。 左右前後どこから相手は現れるのか。 くるくる回ってしまうのは、無防備な後ろ姿をなるべく見られたくないからで。 時間より早く着いたのに、さらに早く先に相手が到着しているとふわっと心臓が…
感じていることが単語として、ぽっぽっと浮かんでは流れて。ひとつの文にまとまりそうにない。傷ついた体験を箇条書きしたり、もういない父に話しかけたり、過去の母をひとりの女性として眺めたり。客観的にとらえるほど、乖離していた自分がこの身体に還っ…
「対人不安」を少しでも克服できたらと動き出した(カウンセリングや認知行動療法など)とき、三密NG時代に突入してしまいました。間が悪かったのか、そうでもないのか。 『人との関わり方も新型コロナによってずいぶん変わってきましたよね』というニュアン…
【誰の声も届かない場所】を求めていたのではなく、 【自分の声が反響しない場所】が必要でした。
あの日見上げた空の下にはもう二度と戻れません。 「戻れない」ことがいつしか「幻」になってゆきそうです。 確かな出来事なんて何ひとつなかった、とゆっくり諭され生きているかのように。 与えてもらった優しさも満たされた夜の一瞬も。 思い返すたび濃く…
軽蔑せずにはいられなくなる。 私は私がいたたまれなくなる。 慢性的に思えて衝動的に。 こすってもこすっても壁の落書きは浮かび上がってくるのをわかっていて、「消えない」とすすり泣く。 時間は滑らかに進むものではなく、今を固められてスゴロクのコマ…
ねえ、嬉しい。 ほかでもない、キミに会えたからだよ。 近頃どうしてたの? めっきり見かけなくなってしまって、心配だった。 キミはワタシのことなんて覚えていないだろうけど、ワタシはキミのことをこの道を通るたびに探してた。 会えなくなったのは、この…
窓の外に植えてある木。 連日鳥が鳴いている。 カーテンを隔てて影が揺れて見えていた。 そっと窓際に寄って、彼の鳴き真似をしてみる。 2、3秒の間を空けて返事をしてくれるものだから嬉しくなった。 そのあともしばらくお互いが、姿の見えない相手に「ここ…