みちてる、みちてた。

ここにいるのにここがどこだかわからなくなるから、書き留めています。Twitter→(@yoshi_mi24)

あなたの幸せそうな顔が、私の幸せでもあるのよ。


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 夜中ステファニー(猫)の鳴き声で起こされた。

 

 寒いし起き上がるの面倒だし、無視しちゃおっかなぁ〜という飼い主の心理を見越しているのだろう。

 

 ヤツはわざわざ玄関で鳴く。

 

 「そんなとこで鳴いたら外に響いて迷惑でしょー」とこちらが降参して起きてくるのをわかった上で鳴く。憎たらしい。イラッとくる。

 でも、近寄っていくとこちらの目を見つめて「ニャー」と鳴く姿は、憎たらしさを100倍上回る可愛さなのだ。

 

*****

 

 夜行性の彼女からすれば、

 

「めっちゃテンション上がる時間帯に、なんでアンタらはいっつも寝てられますのん?  信じられへんわぁ」

 

 という心境なのかもしれない。(なぜステファニーの心の声が関西弁なのかは謎……)

 

 

 あ、そういえば、我が家は昨夜から電気ヒーターを使い始めた。

 

 昨年はしまったままだったから、もしかしたら電源がつかないかもなぁと思いつつ点けてみたら、起動した。

 

 で、早速ヒーターの真ん前を陣取って寝そべり始めたのはステファニーだった。

 

 私、背中を温めたいんですけど……とステファニーを指で突いてみるものの、まるで動じない。

 

 

「ちょっと、ちょっと、こんな気持ちいいもんあるってわかってて、なんで去年出さへんのよ。極楽やん、もうこれ極楽やん♡」

 

 

 くらいの感じで、至福の時間に浸っているみたいだった。

 

 体が温まってぐっすり眠るステファニーの幸せそうな表情は、たまらない。

 悔しながら、もう私の背中の冷えなんてどうでもいいと思いながら見入ってしまう。

 

 だって、「か、可愛い!」んだもの。

 

 自分に子どもがいたら、こんな気持ちで寝顔を眺めるのだろうか。うちの子が一番可愛いに決まってる! と親バカを発揮してしまうのだろうか。

 

 で、このときぐっすり寝たせいなのか、夜中の彼女は溌溂としていた。

 14歳なんて年齢を感じさせないほど。

 

*****

 

 私がまだ10代だったころ、近所で捨てられていたステファニーを連れ帰ってきた。

 

 時にイライラさせられることもあるけれど、足に擦り寄ってきてくれるときや「私を見てよ!」とばかりにテーブルの上でゴロンとなるときは、嫌な出来事がすべて吹っ飛ぶ。

 ステファニーのいなかった14年間なんて考えられないくらい、感謝してるし癒やされてきた。

 

 

 だから、

 

「好きよ。私、ステファニーがとーっても好きよ」

 

 と時々たっぷり気持ちを込めた視線を送ってみるんだけれど、

 

「あ、わたしそーゆーのいらないんで」

 

 てな感じで、冷たくあしらわれてしまう。(ここは標準語かいっ)

 

 

 そんなツンデレなところが、グッと私の心を掴んで離さない。

 

 男の人もちょっぴり冷たい方がキュンとするの、と少女漫画の世界を夢見がちな飼い主の心情をこれまたステファニーは見越しているかもしれない。陰で「キモっ」とつぶやいてたりして。

 

 まあ、全力で聞こえなかったふりをしますよ私は(笑)