みちてる、みちてた。

ここにいるのにここがどこだかわからなくなるから、書き留めています。Twitter→(@yoshi_mi24)

『17歳は2回くる』『おとなの進路教室。』/山田ズーニー

 

 遅ればせながら、私が山田ズーニーさんの存在を知ったのは昨年のことでした。

 

 文章の書き方に興味を持つようになって、いろいろと本を検索していると『伝わる・揺さぶる!文章を書く』という何とも魅力的なタイトルが目に止まったのです。それから気になりズーニーさんのTwitterをチェックするようになりました。

 

 プロフィールだけを拝見して「山田ズーニー」なる人は……と私が勝手に想像しいていた人物像は、、、

 

 大手企業を辞めて独立し、多くの人から支持を得るほど地位を確立しているのだから、自分にも他人にも厳しいまさにしゃんと背筋が伸びたキャリアウーマンって感じの人なんだろう。

 

 というもの。

 

 ズーニーさんが書いた文章を読んでもいないのにここまで好き放題想像してしまうのは、経歴や肩書きだけに羨望の眼差しを向けていたからに他ならないと思います。

 

 そして先日になってはじめて、山田ズーニーさんの書籍『17歳は2回くる』と『おとなの進路教室。』の2冊を読んだのです。

 

17歳は2回くる おとなの小論文教室。(3)

17歳は2回くる おとなの小論文教室。(3)

 

 

 

おとなの進路教室。 (河出文庫)

おとなの進路教室。 (河出文庫)

 

 

 衝撃でした。

 

 何が衝撃かって、独立してからズーニーさんがどれだけ不安や苦悩を抱えていたのかが素直に綴られていたことと、一つひとつのコラムを読み終えるたびにズーニーさんから肩を叩いてもらっているような感覚で「はっ!」となるんです。

 

 それから、自分の腹の底に眠っていた<やりたいこと>が「ここにいるよ!」と身体の内側を足で蹴飛ばしてくるのが分かりました。まるでもうひとつの命が宿っているみたいに。

 

 「伝わる・揺さぶる!」とはこういうことか……と身を持って体験した読書でした。勇気が出るとか希望が持てるとか、確かにそれも読後の感想としてあるんですが、一番に胸に響いたのはズーニーさんが文章を書くにあたってどんな葛藤を日々抱いているのか、の部分でした。

 

 プロであっても……いや、プロだからこそそういった葛藤から逃げずに立ち向かって書いている。だから文章のみではなく「山田ズーニー」という人物に迫りたくなるし、これからも追いかけてみたいと感じるのでしょうね。

 つまり、ファンになってしまったのです。

 

 勝手な想像をしていた自分を恥じます。。。

 ごめんなさい!

 

 そんな中で、最も「はっ!」とさせられたコラムの一部を引用させていただきます。

 

 いまの自分が、しいたげられてつらいから。いまの自分じゃだめだと、自分で思い込んでしまって。いつか、より強く、より大きく、よりきれいになって……と「いつか」に夢を託しますけど、

 

(中略)

 

    いまの自分のまんま、そのまんま、いま、ぶつかってみたらどうか?

 

『おとなの進路教室。』(・いつかより強くなって)より 

 

 私も、私だけが書ける文章や表現を綴っていきたい。

 身体の内側を蹴飛ばしてきた、力強い命を産み落とすように。