みちてる、みちてた。

ここにいるのにここがどこだかわからなくなるから、書き留めています。Twitter→(@yoshi_mi24)

偶然にも同じ場所へ辿り着いた人たちと一緒にいる。

f:id:yoshimi24h:20220114182104j:image


 現在辿り着いた場所をゴールに据えている人もいれば、人生の通過点として新たな場所へ旅立って行く人もいる。


 通所している事業所の職員さんが、本日退職された。

 他の利用者さんに比べ私は、午前中のみ週3日しか通所していないのだから、その職員さんと顔を合わせてきた時間は断然少ない。

 だけど私の性格を一番理解してくれていたのかもしれない、と感じる。なかなか自分から声をかけられない私に、「遠慮しないで声かけていいんだよ」とのアドバイスを最後までしてくれた。


*****


 30代も半ばになると、就職先の同僚や利用・相談する施設の職員が年上なのか年下なのか判別がつかなくなってくる。年を重ねていけば、確実に年下の人に頼る場面が多くなっていくのだろう。

 現在通所している就労継続支援B型事業所の職員さんの中にも、もしかしたら同年代や年下の人がいるかもしれない。

 通所する前までは、ちょっと気になっていたのだ。そういう、年齢のことが。


 21歳のころに持病の自己免疫疾患で入院したさい、若い看護師さんにシモのお世話になったのを恥ずかしく感じた経験がある。


✽参照記事

yoshi-mi.hatenablog.com


 泣いているところを見られ、弱い部分をもろに曝け出してしまった自分は、自尊心がメタメタになった。

 ある意味あの経験が私に「人に頼ること」を教えてくれたのだが、好きでシモのお世話になっていたわけではない。同年代の人がバリバリ仕事しているのに、私は一体何をやっているんだろう……と敗北感に満ちていた。


 でもいざ事業所へ通所してみると、誰が年上だとか年下だとか全然気にならなくなってくる。もちろんいい意味で。

 入院していたときとは状況も環境も違うから、そもそも比較対象にならないけどね。

 それでも「なんかそーゆーの、考えなくていいや」って気楽に座っていられる。職員と利用者がそれぞれに支え合ってやっている場面を、通うたび目にしているからなのかもしれない。前を歩いている人がハンカチを落としたら、反射的に拾いあげ手渡すのと同じように。


*****


 今日でお別れだった職員さんは、おいくつだったのだろう。

 辞めたあとも、さらに福祉関係の学びを深めていくそうだ。すごいなあ。もっと話してみたかった。


 就労継続支援B型事業所を利用する側はここをひとつのステップにして、就労移行支援や就労定着支援を受け一般企業への就労を目指す人がいる。

 職員側は、さらに「福祉」の理解を深めようとする人もいれば、まったく違う道へ方向転換していく人もいるだろう。

 また利用者・職員ともにこの場に留まり、日々取り組む作業に生きる活力を得ていこうとする人もいる。


 一人ひとりに目的がある。事情がある。そして偶然にも同じ場所へ辿り着く。当然、不満を持つ者だってそこにはいる。頭の中、感情はてんでバラバラだとしても、同じ場所で、ひとつのものづくりに繋がる工程を紡いでいっている。


 私はどうするのだろう。

 ここを通過点とするのか、留まり作業をこなしていくのか。まだわからない。だって、丸1日過ごすミッションさえ未達成なんだもの。先は長そう。


 その間に、今日辞めていった職員さんに再会できたら嬉しい。「ここまで出来るようになりました!」と報告できる機会が巡ってきますように。